2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

新しい文学に向けての断章三 円環の時間

何かの先に向かって押し流されてゆく時間の中で、まるで異質に、とどまる時間というものがある。静かに、そっと繰り返される、円環にも似た時間。変わってゆく外界の中で、変わらない生の形。その時間は、ただ一人のものであって、誰かと分かちあうものでは…

雑記

構造において捉えなおそうとする欲動が強くなる。強くなりすぎる。言葉が言葉を呼び、音が音を呼ぶ、そんな遊びめいた動きが恋しい。 言葉の裏に意味はなく、言葉のおかしな運動だけがあり。 黄金のゆめは過ぎた まなこは青く *人かげを訪うて永く 雛のうた…