2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

北原白秋

詩がうたとして、音が音を呼び、憂愁の意味はなく、しかしある種の美的な確かさをもって続いてゆく。表現が表現だけの願いで、続く言葉を選ぶ。歌われるのは息苦しくふさがった内面ではない。ただ歌が歌われる。身体の動きに似ている。哀歓は音のうちにあか…