2005-09-11から1日間の記事一覧

新しい文学に向けての断章 二 生成の現場・臨界の場にある言葉

小説の文学史においては、身の置き所を与えられてない犀星だが、詩の文学史においては、近代詩、すなわち口語自由詩の最初の人として、重要な位置を占めている。このことは、彼の散文を問う際、もっと深刻に考えられてよい。 きょうもさみしくとんぼ釣り ひ…